スマホアプリ開発の工程は、主に外部設計・基本設計・詳細設計などの企画、コーディング・ユーザーテストなどの開発が挙げられます。そのほかにも、メンテナンスやアップデート、オペレーションなどの保守、および運用も求められるでしょう。このうち、開発を担当する職種は一般的にアプリ開発エンジニアと呼ばれ、需要に伴って求人数や年収が増加しつつあります。
まず開発において重要なのが、プログラミングスキルです。スマホアプリは、主にiOS向けアプリとAndroid向けアプリの2種類に分けられます。一般的にiOSアプリはSwift、AndroidアプリはJavaまたはKotlinが使用されているのが特徴です。また、パソコンとスマホの両方で機能するハイブリットアプリの需要も年々高まっており、その開発には複数の言語が必要になります。
そのほか、コードを管理したり、アプリテストを行ったりする開発ツールにも、iOS向けのXcodeとAndroid向けのAndroid Studioが存在し、これらのスキルも併せて重要です。このように、自分が開発したいスマホアプリの種類や業務内容によって、必要な言語やスキルが異なります。自分に必要なスキルを正しく見極めて、習得することが欠かせません。
ちなみに、アプリ開発エンジニアとして取得しておきたい資格としては、基本情報技術者資格が挙げられるでしょう。ITスキル全般を問われる資格試験で、入社後に取得を求める企業も少なくありません。エンジニアとしての、基礎的な知識と技術の証明として役立ちます。